2014年05月28日

前半期ベスト1

人間は歴史に学ばないと、よく聞きます。


今、新聞やテレビニュースやネットで流れてくる世界のニュースは、暴力、挑発、暴力また
暴力。いったいどうなってるんだ。


自国の主張、民族の立場、国家の戦略、意見、意見、主張、主張!!
意見がなければ、主張しなければ死んでいるのも同然。などと新聞のメンタル本広告が叫んでいる。
自分、自分、自分。欧米化した日本人たち。
その欧米メンタリィーが世界中で一番優れていると、うぬぼれ、信じている日本人。

他人、異邦人、ストレンジャー、隣人、異形を理解する、思いやることは皆無。
自ら鍵を掛けた既成概念の範囲外から来たものを受け入れることはない。


と、ちと今日は真面目な話から始めたのは、あまりにも世界から伝わるニュースが暴力
に満ちているからと、依頼で取り掛かっている映画の企画がそこに触れる内容だからで
す。ある外国から来て日本に帰化した外国人の映画です。

東日本大震災が起きてすぐ、日本に永住を決意し日本に帰化したアメリカコロンビア
大学名誉教授のドナルド・キーン先生のような人ですね。



そんなことに取り掛かっていた矢先、その企画に重なる、私にとって今年前半期洋画の
ベスト1が現れた。集団的自衛権について考える事ができる人には、見てもらいたい。
ズバリ、集団的自衛権のグレーゾーンに触れる事ではないが、暴力、戦闘、戦争が後に
何を残すのか。


「戦時下の悲劇を生き抜いた英国将校と、罪を背負った日本人通訳」「魂を根底から揺さ
ぶられる、奇跡の実話」「人は、憎しみを断ち切れる」とコピーにある。客席で感動の
涙をこらえて、嗚咽をもらしてしまったのは、久しぶりだった。これが実話とは。


タイトルは「レイルウェイ運命の旅路」 公式ホームページ
http://www.railway-tabi.jp/index.html


コリンファース、ニコールキッドマン、真田広之、などの出演。
コリンファースは大ヒットした「英国王のスピーチ」よりも、こちらの方が数倍いいと
思う。

地味に公開されていて、実は私も、ハリウッド映画で活躍する友人が日本兵役で出演し
ているというので、見にいったのです。
さっそく、友人に「素晴らしかった」と連絡をすると、日本兵の暴力描写などで賛否は
かなり分かれたと言っていました。ハリウッド得意の痛みのない破壊、暴力描写ではな
く、リアルな痛みを感じる描写は、色々と考えさせられますが、それが作品には必要だ
ったと監督の意図をくみ取りました。

角川映画配給で以外と小さく公開していたので、見逃した人が多かったかもしれません。
どこかで上映していたらぜひ見て頂きたい作品です。





posted by 初級教室 at 02:20| Comment(0) | 映画
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